突然ですが、みなさんは南相馬という街を知っていますか?

…ごめんなさい。実は私も恥ずかしながら自分が生まれ育った街なのにそこまで詳しくないんです

ですが、今は自分にとっての大切な場所なんです。いい思い出もわるい思い出も今なら全部抱きしめられる私にとっての大好きな場所。今も住んでいる場所。いつものんびりとした空気が流れています。いいとこ

そんな南相馬をみなさんと一緒に私も学んでいきたいです。まだまだ魅力的な部分を隠し持っています

でもこんな気持ちになるまではいろいろな葛藤がありました。子供の頃は都会で暮らしたいなぁって思ってました。実際、郡山や東京にも暮らしていました。だけども今はなぜこんな気持ちになっているのか?そして南相馬の魅力を今回はお伝えしたいなと思っています。少しでも南相馬を好きになっていただけたら嬉しいです

昔話になってしまいますが、私は小学校の高学年生くらいから学校を休みがちになっていってしまい、中学生の頃からは完全な引きこもりになっていました。いじめを受けた訳ではないんです。元々、感受性が強いのか物事を複雑に考え過ぎてしまって疲れてしまう性格の為でした。HSPっていうんでしょうか

対人恐怖症もあった私は10数年この症状に悩まされることになります。現在もあります。なので今もへとへとになりながら仕事をしてますよ~。最悪の時はコンビニにも入れませんでした

そんなある日のことです。20才ぐらいの時だったと思います。私は出会いました

南相馬市には南相馬市立中央図書館なる場所があります。自分に勇気をくれた場所です。特別、私は本が好きな訳ではありません。訪れたのは偶然です。こんな場所に図書館が!でした

この図書館は不思議な魔力をもっています。小説は勿論、漫画やDVD、音楽のCD。様々な週刊誌まで。豊富なラインナップです。何よりも吹き抜けていく空気感や雰囲気が落ち着きます。敷居が高くないんです。私の味方でいてくれるんですね。駐車場も最初の2時間は無料でそれ以降は1時間につき100円という激安価格です

その図書館で人生に絶望していた私は一冊の本に出会うのです。それが、写真家の川島小鳥さんの「未来ちゃん」という写真集でした

この写真集は川島小鳥さんの新潟県は佐渡島に住んでいる友人の娘さんの一瞬一瞬の日常を暖かなフィルムカメラの質感で丁寧にほっこりと切り取っていったものです。この写真集がもっている不思議な温もりに私の心は癒されました。時空を超えていくような儚さがありました。心にも春が来たような感覚です

ぜひみなさんにも見ていただきたいです。できればこの南相馬市立中央図書館

長くなりました。南相馬で紹介したい場所は他にもあります。そして、何かの役に立つかもしれませんので、私の引きこもり時代のお話も出来たらいいなぁって思っています。今回はありがとうございました